2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

まなざし三態

つぐみ もず かけす じぶん なかま てき みうち なく いき ぬく あぶ はち はえ か おわれ たかり とまり ごみ もち さる いぬ ねこ さる ひとに ついて はなれ かお みて しり ふる

自来也

見守ることができるのは 資質がある場合にのみだ 信じる対象であればこそ その成長を期待しながら その飛躍を希求し得るが 素質も品性もない者には どうしてなにを待てるか 当たり前の挨拶と同じで 身仕舞ができてはじめて 一丁前の人として知られ 半人前の…

最期

駆け下りる九十四段 それはそこに硬直し なお艶やかな兜と鍬 鋸歯つき鎧の手足と 黒光りする左右の目 すべてが生前のもの 駆け抜けるものには 生けるが如く見えた 何かが違うと気づき 戻り観察すれば蟻が そいつに群がりだし 解体運搬が検討され 隊列が組ま…

いわんやおや

もう既に選択はなされ もう既に実行もなされ 今は選択の意味が何か 実行の意義は何か 内実が問われながらも うっすらとおおうのは かつて争い殺し合った 和議を申し入れ 本質を追求しながらも 末席を汚すお笑い時代 すでに明白な事実すら 苦し紛れに横向く