2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

だーうぃんの咆哮

ヒトこそ進化の最高点 馬たち 牛くん 豚ちゃん 羊ども 食べられてこそそこそこさ 人は生物世界の句読点 鯵たち 鯖くん 秋刀魚ちゃん 鰯ども 食べさせていただきます 人の学問頭脳は落第点 ロケット乗り ロボット博士 ネットちゃん ケイタイども 食わせてそこ…

ニューロンの草叢

榎の木肌は一癖ある 樹根の木漏れ日には 半刻前の余韻が濡れ 朝方の雨の音が蹲る 昼下がりの肌理へと イグアナの肌は暖か しがみつくための爪 敵味方を峻別する舌 夜半の獲物を探って 午の太陽に温められ 頭脳の塔最先端では 森羅万象不可思議な 有形無形の…

心の骨折

なんだろう 負荷がどれだけ 精神力がこんだけ という状態とは全く違った 自らの心と思い込んでいる そこに食い込んでくる力 網状の一部は破れて 棒状の一部も歪んで くらげなすといわれる あしかびのと云い伝え 海女の息継ぎのごとき 山上の垂訓を刻む様な …

突くはな

なかまを まずあつめて かりをする あいずだ さくせんだ どれだけしること ができでるだろうか あいてのことを じぶんのことを それらの能力を あいてはふはい なかまはむはい たてのじんけい よこのこうげき ひろがるあみを どれだけしぼる せんじゅつのか…

孔があくめ

うがつとは こころの うらを みて えぐるとは こころの よこを きき さぐるとは こころの なかに ふれ わしづかみは ハートにして 頭上にかかげ うつろとは こころの はだが かわき もうろうは こころの しんが かれ ゆめみては こころの あやを おり

嚙むは

おしあてたはをひききる けいどうみゃくからまず はいからつぎにくうきを するどくわけるむきおん ぶたのこのだんまつまの ちいってきもあまさずに にくとほねをきりわけて あらってといでおさめる ちぎったはでかなでる くさぶえのねいろが こもろかいこえ…

香るつち

どこまでつづくのか のぼってはくだりる おねみちにつもって このはがたえまなく さまざまなかおりを かのいけにくだって みずをのむどうぶつ けものみちがくさい きつねくまさるひと いろいろなくささを はてなきそらのはて わたりどりのへのじ つらなって…

叫ぶいわ

このさざれいしは いわおとならない けっしてならない せっかいがんから いきもののはてへ いかしているいわ そのてっこうせき わってしゅつげん いしざるのごくう おしゃかさまから せいしのきわみを まなぶためかなわ あのじゃもんがん みなぞこのまなこ …

耳にきくけもの 

犀が走る街 喫茶店の窓 裏路地の先 老舗の背後 ここ新小岩 キャバレー 呼込の足下 走る 走る 猛進する猪 市場の軒先 倉庫の左右 団地の花壇 狭山丘陵麓 スーパーY 馴染の手元 進む 進む 咆哮する象 見かけ野生 生態は自然 人の管理域 サファリ! 研究の対象 …

落首   003

落ちてくる魂 小鴨達の入水 河骨は花閉じ 睡蓮は実枯れ 眠りの泡に亀 剃落とす黒髪 結跏趺坐する 支える手の印 呼吸微かにて 唯存すは心身 落ちてくる雷 権現岳の宝剣 六十段の梯子 手放すや最期 足下に雲凝集