榎の木肌は一癖ある 樹根の木漏れ日には 半刻前の余韻が濡れ 朝方の雨の音が蹲る 昼下がりの肌理へと イグアナの肌は暖か しがみつくための爪 敵味方を峻別する舌 夜半の獲物を探って 午の太陽に温められ 頭脳の塔最先端では 森羅万象不可思議な 有形無形の…
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