蝕まれた月が皓々と 鋸状の辺縁を左肩に 深更の空に鮫皮状の 雲がその歯を磨いて 見上げる亡者の闇を 食い破る地獄の中心 閻魔大王は人肉味の 柘榴を喰らいながら 三途の川を渡る者の 罪と罰を帳面に記す 人殺しには同じ苦痛 盗賊には数倍の代償 蝕まざるを…
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