犀 の肌 もつ樹 七歳児の 手掌に滑る 幹や木の股や 繁みから零れた えもいわれぬ芳香 子 らが 登る樹 見る間に 幹も繁みも 一回り大きい 枝先に顔を見せ しのびやかな薫香 金 と銀 開く花 嗅ぎわけ 小鈴が響き 零れる手裏剣 醸す桂花陳年酒 はなひきむけ微薫
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