2007-07-10 蝙蝠 熟睡の井戸底から 半覚醒の薄闇が見え はたはたと幽かな音・・・ 夢の名残か 右往左往する 影が天井の 夜明け方向に 映っては 姿を隠し また 午前4時半の 深い睡眠時 夢魔の印影が際立ち 思わぬ闖入者だった 闇に目を耳を開く狩人 明方になり帰路を失い 我らが枕上を飛翔乱行 新たなる軌跡の扉から 薄明の刻限ぎりぎりで 惰眠の日照時間に戻り 再び見る夢は自由自在