泳ぎ方

sokuze2007-02-10

水との馴染み方だ。
初発の手足は完全に水中だ。
抵抗を考え、流体力学を慣用し、呼吸を見計らって、まず手の掻きだ。
亀だって、鴨だって、手足や水掻きの力で前に進むのだから。
でもね、クロール・バック・ブレスト・バッタそれぞれみな大変。
胎内にいる時には、鰓呼吸までしたのに肺で呼吸しだしたとたんに、
水が馴染めないものになってしまったのだからね。
その遠い来暦をたどるように丁寧に水に挨拶をする。
右手の親指を人差指に副えて緩やかに速やかに水の中に角度を持って入れる。
体に対する水の抵抗を受け流す形で、この右手を体に沿って掻く。
終わるや左手を同じ状態で掻く。でも左右に微差は付き物なので、掻き方で調整する。
足の蹴り上げと下ろしは均等にできることが理想だがなかなかできないので、
水面に上げるほうの足の動きにより注意する。
こうして、池で沼で川で湖で海で人も泳ぐ。春夏秋冬。冬?特殊なスーツで。