鏡開き

sokuze2008-01-11

何でそこにいなくてはいけないのだろうか
俺は絶対にここでは何もやりたくはない
そことこことのずれや違いや微差あれども
どこでも一切のことが面倒くさいだけだ
あの人はこういうのだけれどもヤレヤレだ
別の時にはあれこれ助言してくれるが
でも私はどうしても納得できないでいるから
どの人のことばもどうせ単なることばなのだ


何時もそこにいることがアリバイとなっている
私はそこそこそこで何かをするだろう
常に見聞きし空気に触れているならば
鮮やかに甦る過去と今現在との混交を
一人一人の人物像と性格の良悪に諮り
その集団の日常と非日常との好き嫌いを
井戸端会議の健やかなる峻別に任せれば
どの人のことばもたかが単なることばなのだ


何処にいれば衣食住は全うできるだろうか
わしらは彷徨いつつ居場所を欲している
ここかそこかあそこかどこかという場所だ
安易には求められず困難に打ち勝っても
安眠できる地はそうたやすくは無いのだ
先に来ているか後から押しのけるかまた
いつのまにかひたと据えられる桃源郷
どの人のことばもしょせんことばなのだ