2008-01-13 七歩豆煮歌 荒ぶる五体如何 捻れる魂魄何処 松籟にも紛れず 唸り声這う地に 啜り泣く風韻毎 故地追わるる時 流浪の悲歌嘆ず 身装へる破衣を 志違へる居所に 世を捨てぬまま 真意の如く掲げ 狂に近き漂泊を 道中の連れ共々 仮の喜劇と演ず 観に似て非なる 生死の境目には 焚火と一飯の義 往きて果てるや 正道なるや否や 夢沢枕頭にして 口福に黙戯せん